ピアノと脳①:ピアノを弾くと脳は異常事態?

2026年03月15日

大人の生徒さんが新しい曲に挑戦しています。

片手ずつなら弾けるのに、両手になると急に難しくなる。
「いきなり両手は全然弾けなくて…本当に弾けるようになるのかな」
そんなふうに少し不安そうにお話されていました。 

でも実は、これはとても自然なことです。
 

ピアノを弾くというのは、脳にとってとても複雑な作業です。

楽譜を見て、
指を動かし、
音を聴き、
右手と左手で違う動きをする。

こうしたことを脳はほぼ同時に処理しています。

つまり
「見る → 動かす → 聴く → 修正する」

ということを、1秒の中で何度も繰り返しているのです。
脳の全体を使っているとも言えます。
 

そのため最初は脳が

「え?何が起きているの?」

というような、いわば**"異常事態"のような状態**になります。


でも練習を続けていくと、脳は少しずつ慣れていきます。
そして脳の中では、新しい神経のつながりが作られていきます。

これは新しい回路ができているということです。
 つまり、練習するたびに少しずつ「弾ける道」が脳の中にできていくのかもしれません💡

 

年齢によって、その回路ができるスピードには違いがあります。
子どもはとても速く、大人は少しゆっくり。

でも、何歳でも脳は新しい回路を作ることができると言われています。
 

だから最初は片手ずつ練習して、
「なんとか両手でできるかな」という段階でも大丈夫です。

それは脳が一生懸命、新しい道を作っている途中なのだと思います。
ゆっくりでも、確実に前に進んでいます。

ピアノの練習は、指だけでなく
脳も育てている時間なのかもしれませんね。

とても忍耐のいることだと思います。
これからも一緒に取り組みながら、少しずつ乗り越えていけたら嬉しいです🎼


Share
Copyright© 2025 いしだピアノ・リトミック教室
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう