音を楽しむ力が、これからの力になる理由|感性を育てるピアノレッスン
「音を楽しむ力が、これからの力になる」
これは、私の教室で大切にしている言葉です。
でも、「音を楽しむ力ってなんだろう?」と考えると、ただピアノを楽しく弾くことだけではないように思います。
音には、さまざまな種類があります。
ピアノや楽器の音だけでなく、
鳥のさえずりや、雨の音、風の音など、
私たちのまわりにはたくさんの音があふれています。
そうした音に耳を澄ませてみると、
ふっと心が落ち着いたり、やわらかい気持ちになったりすることがあります。
そして、音に耳を傾けることで、
「今日は風が気持ちいいな」
「お花が咲いているな」
といったように、自然にも目が向くようになります。
日々の中の小さな変化や美しさに気づけること。それは、心の豊かさにつながっていくのではないでしょうか。
そして、こうした経験を重ねていく中で、
少しずつ「感性」が育っていきます。
感性が育つと、
ただ音を聴くだけでなく、
「どんなふうに感じたか」「どう表現したいか」を自分の中で考えられるようになります。
また、自分の気持ちだけでなく、
相手の音や表現にも耳を傾け、
「どんな思いで弾いているのかな」と想像する力も育っていきます。
こうした力は、音楽の中だけでなく、
日々の生活や人との関わりの中でも、
大切な力になっていきます。
ピアノのレッスンでは、
ただ楽譜通りに弾くことだけでなく、
「どんな音にしたいかな?」
「この音はどんな気持ちかな?」と、
一人ひとりが感じ、考えながら音をつくっていく時間を大切にしています。
同じ曲でも、表現は一人ひとり違います。
その子なりの感じ方や表現を大切にしながら、音楽を通して心を育てていきたいと思っています。
音を楽しむ力は、
やがて「感じる力」「考える力」「表現する力」へと広がり、
これからの時代を生きていく土台になっていくと、私は感じています。